ダチョウ肉は何がすごいの?~誰でもわかる環境問題編~

ダチョウ肉の魅力をシリーズ別にご紹介中の本コラム。前回は「食糧問題(食肉クライシス)」から考える、ダチョウ肉の可能性をお伝えしました。そして今回取り上げるのは「環境問題」です。


私たちが住まう地球をいつまでもクリーンに保つことは、避けて通ることができない重要な課題ですよね。ダチョウ肉を選択することで、どのような貢献ができるのでしょうか?さっそく以下よりみていきましょう!




【目次】


【1】環境問題の概要

     <1>基本的な考え方はこれ

  <2>環境問題の主な種類を並べてみた

【2】なぜダチョウと関係あるの?その1

  <1>家畜のゲップは温暖化の原因

  <2>ダチョウはゲップをしない?

【3】なぜダチョウと関係あるの?その2

   <1>国内自給可能な粗飼料で育つ

  <2>森林破壊

  <3>水不足

  <4>砂漠化

【4】最後に

 


【1】環境問題の概要


<1>基本的な考え方はこれ

 


まず初めに。「環境問題」と聞くと、なんだか難しいような気がしますね。ですが、この問題、地球に住まう私たちにとってはとても身近なお話なのです。なぜなら、環境が悪化し地球が滅びてしまったら、住む場所&食べる物がなくなって、人間も滅びてしまいかねないからです。

 

私たち世代だけでなく、今後生まれてくる子々孫々の時代まで、地球が美しく続いていくことを考えるのも大切ですね。

 

ところで環境問題はなぜ起きてしまうのでしょう。原因は簡単で、人類が生まれたこと、そして人類が生活を営み出したことにあるとされています。どういうことでしょうか?

 


人類が生活を営み出したことで、人口が増えました。さらに、豊かさに変化が起き、経済成長を望むようになったのです。このように「経済活動の拡大」が起きることで、環境問題のプロセスが始まっていくと考えられています。

 

プロセスの具体例は、食糧大量生産、資源消費、森林伐採、化石燃料の使用、人&物流の拡大、汚染物質排出、化学物質使用などが挙げられます。

 

難しい話はさておき、つまるところ、私たちが経済活動をすることによって、さまざまな環境負荷がかかっていますよ、という考え方が「環境問題」の基本にあります。

 

<2>環境問題の主な種類を並べてみた

 



「環境問題」には、具体的にはどんな種類があるのでしょうか?以降の章でご説明するダチョウ肉との関わりにも繋がってくるので、ざっくりとご紹介しておきます。

 

環境社会検定テキストによると、主に16項目程度に分けて考えることができるそうです。ざーっと並べると以下のようになります。

 

ダチョウ肉がとりわけアプローチ可能なのではないか?と思われている問題については、ostrichと記載しています。

 

1 地球環境問題(国際的取り組み)

2 大気汚染

3 水質汚濁ostrich

4 土壌汚染(化学物質)

5 騒音・振動・悪臭

6 公害・都市型環境問題

7 廃棄物(個人ごみ&産業廃棄物)

8 化学物質(環境ホルモン)

9 地球温暖化ostrich

10 オゾン層の破壊ostrich

11 生物多様性(絶滅危惧種)

12 自然環境(河川・湖沼・干潟等)

13 酸性雨(ph分布)

14 森林の減少ostrich

15 砂漠化ostrich

16 資源枯渇・エネルギー問題

 


【2】なぜダチョウと関係あるの?その1


<1>家畜のゲップは地球温暖化の原因

 


「地球温暖化」ってニュースでよく聞きますよね。これは大気中の「温室効果ガス」の濃度が高くなることで、地球表面付近の温度が上昇することを指します。温室効果ガス自体は、適切な気温の維持に役立ちますので、なくてはならない存在です。

 

しかし、その量が増えてしまうことが問題視されています。量が増えると、世界の平均気温が上昇し、さまざまな悪影響を及ぼしてしまうからです。例えば水不足発生、暴風雨の増加、地域によっては穀物生産低下、森林火災の増加、生態系の乱れなどが挙げられます。

 

温室効果ガスの増えすぎがよくない理由は、お分かりいただけましたでしょうか?

 


さて、これが家畜となんの関係があるのでしょうか。実は家畜のゲップやおならは、「温室効果ガス」そのものなのです!そもそも温室効果ガスとは、温室効果をもたらす気体の総称のこと。二酸化炭素をはじめ、メタン、一酸化二窒素などのことを指すのだとか。

 

家畜のゲップは主に「メタン」なのです。

 

<2>ダチョウはゲップをしない?

 


平成30年農林水産省HPによると、日本の全温室効果ガスのうち、農林水産分野では2.8パーセントです。では農林水産分野内での温室効果ガス排出量の内訳はどうなっているのでしょうか?

 

実は、家畜のゲップ(消化管内発酵)によるメタンの割合が、20パーセントも占めるそうです!家畜のゲップは、農林水産分野に於いて、主要な温室効果ガス排出源だったのですね。

 

その点、ダチョウなどの鳥類はゲップをすることは多少あるものの、牛のような反芻動物ではありませんので、メタンを出す量が減ります。ダチョウ農場の飼育員もゲップをしている姿をみかけたことはほとんどないそうです。

 

たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、ゲップをしにくい家畜であることは、環境問題と絡めた際、とても重要なキーワードになるのです。

 


【3】なぜダチョウと関係あるの?その2


<1>少ない量&牧草で育つ

 




前回のコラムでも詳しくご紹介しましたが、ダチョウは少量のエサで大きく育ちます。さらに、トウモロコシや大豆といった、濃厚飼料をメインに与えなくても立派に成長していきます。牧草などの粗飼料が中心なのです。

 

「濃厚飼料に頼らなくてよい」ことは、環境問題と絡めて考えた際、とても重要な意味を持ちます。どういうことでしょうか?

 


農林水産省によると、濃厚飼料の89パーセントは輸入、国産はたったの11パーセントです。ご参考までに、粗飼料は26パーセントが輸入、74パーセントが国産です。

 

濃厚飼料が多く必要 = 輸入品が増える → 「世界の土地と関係ができる」という式ができあがります。それでは、世界の土地でどのようなことが起きているのでしょうか?イマイチぴんとこないかもしれませんが、実はここで環境問題が起きている可能性があるのです。

 

何が起きているか、具体的にみていきましょう!

 

<2>森林破壊

 


地球表面の71パーセントは海で、残り29パーセントは陸地です。国連食糧農業機関・FAOによると、陸地面積の約31パーセントは森林です。現在熱帯雨林を中心に森林破壊が進んでいると言います。

 

主な原因としては、農地転用、過剰放牧、不適切な商業的伐採、森林火災、などが指摘されています。さらにその背景にあるのは、急激な人口増加です。食べる物を作るためには、「食べる物を作る場所」が必要ということですね。

 

私たちや、日本にいる家畜が口にするもののために、世界の土地がどんどん耕されているかもしれない、と思うとちょっとどっきりしますよね。

 

<3>水不足

 


バーチャルウォーター(仮想水)」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?別名「水が商品に形を変えたもの」とも表現されます。

 

作物を育てるためには、お水が必要です。つまり外国で作物を育ててもらうことは、その土地の水を輸入していることと等しくなります。作物生産の過程で、地域の地下水を使いすぎて、住民たちの井戸水が枯れてしまう話はよく聞きますね。

 

余談ですが、トウモロコシ1kg育てるために1,800リットルの水が必要と言われています。ちなみにそのトウモロコシを食べて育つ牛は、肉1kgを生産するのには20,000リットルもの水が必要になるのだとか。

 

<4>砂漠化

 


砂漠化とは、「乾燥、半乾燥、乾燥半湿潤地域における、さまざまな要素に起因する土地荒廃」と定義されています。(国連砂漠化対処条約・UNCCDによる。)ちょっと難しいですね。

 

砂漠化の要因は、気候変動や干ばつなど自然的要因もありますが、最近注目されているのは、「人為的要因」だそうです。特に農地の不適切な使い方が指摘されています。例えば、収穫と収穫の間に土地を休ませない過剰工作、排水不足による塩害などが当てはまります。

 

砂漠化が進む → 農地が減る → 作物を作る土地がない → 食べ物不足、という悪循環になりかねないことを指摘する声も、国際機関よりあがってきています。

 


【4】最後に

 


さてここまでダチョウ肉と環境問題の繋がりについて、ざっくりとかいつまんでお伝えしてきました。

 

ダチョウはゲップをほぼしないこと(温室効果ガスであるメタンを排出しにくい)、牧草などの粗飼料で育つこと(輸入飼料生産の背景にある諸事情に加担しないで済む)で、環境負荷が少ないのでは?と言えそうなことが分かりました。

 

ダチョウ肉の可能性が少し見えたところで、「じゃあ実際ダチョウ産業ってどうなの?」というお話については、次回のコラムでお伝えさせて頂きます。

 



この記事を書いた人

菊地早秋(きくちさき)。ライター。地域経済・自然環境のために言葉を綴る。トラベルサイトtripnote、銭湯といえば足立、に寄稿中。Instagramもやっています。

 

監修

(株)Noblesse Oblige(ノブレスオブリージュ)

 

 

 

 

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