ダチョウ肉は何がすごいの?~誰でもわかる食糧問題編~

ダチョウのお肉を食べたことはありますか?見た目は牛肉に似ており、「赤身肉の女王」とも呼ばれる、クセのない上品なお肉です。そんなダチョウ肉が、いまじわじわ注目を集めています。なぜでしょうか?実は、迫りくる社会問題を解決してくれるかもしれない!ということなのです。食事をするすべての人に関係するお話になりそうです。



【目次】

【1】食糧問題「食肉クライシス」ってなに?

 <1>世界の人口は増え続けている

 <2>家畜は世界中で何頭いる?

【2】何が困るの?

 <1>穀物が足りなくなる?

 <2>食肉価格が上がる

【3】ダチョウ肉の可能性って?

 <1>成長がはやい

 <2>少ないエサで大きく育つ

 <3>たくさん繁殖する

【4】最後に

 


【1】食糧問題「食肉クライシス」ってなに?


ダチョウ肉のすごさをお話しする前に、「そもそも食肉クライシスってなんですか?」という疑問にサクッとお答えします。


<1>世界の人口は増え続けている



食肉クライシスとは、とっても簡単に言うと、世界中で食べるためのお肉が足りなくなる状態を指します。お肉が食べたい!と思う人の数に対して、お肉が足りないということですね。


日本では人口減少が叫ばれていますが、世界的に見れば人口は年々増加中です。たとえば、2008年には約67億人だった人口は、国連による調査では2050年に92億人に達するとされています。


1950年の世界人口は25億人でしたので、100年で約3.7倍に増える見込みです!

 

これに伴い、2050年の肉消費量は全世界で、1.7倍になるとされています。その予測量は、なんと62,600万トンなのだとか!特に経済発展により、これまであまりお肉を食べてこなかったアジア・アフリカに肉食文化が広まることが大きな要因と考えられます。

 

この人数の食を、お肉を、地球は支えられるでしょうか?


<2>家畜は世界中で何頭いる?



ところで、地球上には人以外の動物も住んでいます。たとえば家畜はどれくらいいるのでしょうか?


2014年現在、牛は14.7億頭と言われています。世界一の中国人口は約13億人ですので、牛の方が多いということになります。


ちなみに豚は9.9億頭、羊は12億頭、山羊は10.1億頭、ニワトリは214.1億羽、となっています。

 

地球上には人のほかに、家畜がこんなにも存在しているのですね!人と家畜は同じ穀物を食べますので、それだけ穀物不足の心配も膨らんでくる、ということになります。

 

【2】何が困るの?


人や家畜の数が増えると、「穀物が足りなくなるのではないか?」という心配が生まれますね。詳しくみていきましょう。


<1>穀物が足りなくなる?



穀物は、人が主食として食すほか、家畜を育てる飼料、バイオ燃料の原料などとして使われます。家畜は穀物を食べて育つわけですから、人がお肉を食べることは、まわりまわって、穀物を食べているのと同じことになるのですね。ここは重要なポイントです。

 

特に注目したいのが、グラム数で換算すると、人が穀物をそのまま食べるより、肉にして食べた方が、より穀物を消費していることになる、という点です。

 

牛を例にとると、お肉を作る量に対して、11倍の穀物が必要となります。


100gのステーキを食べる=1.1kgの穀物を食べているのと同じ計算になります!この割合は、豚で7倍、鶏で4倍です。ダチョウは3倍まで減ります。

 

ちなみに、世界で必要なコメやトウモロコシ等の穀物は、2001年現在で18.8億トンでした。FAO(国連食糧農業機関)の予測では、2050年には30億トンが必要とされています。なんと約1.6倍です!

 

人口が増える→肉&穀物がより多く必要になる、という流れはご理解頂けましたでしょうか?

 

<2>食肉価格が上がる



ところで、肉の価格はどんどんあがっています。これは、家畜を育てるための穀物価格が上昇しているからです。


40年前に比べて、コメ、ムギ、ダイズ、トウモロコシのそれぞれが4倍近くにまであがりました。10年前と比較しても2倍にあがっています。

 

日本は穀物飼料の自給率が1割と低く、9割を輸入に頼っています。ですので、穀物価格があがれば、それを食べて育つ家畜の値段もアップすることになります。

 

ちなみに、ダチョウが食べる粗飼料は日本で7割強も自給ができています。粗飼料とは、生草、乾草、わら類等を指します。繊維含量が高い代わりに、栄養価はやや低いのが特徴です。

 

【3】ダチョウ肉の可能性って?


ここまで、世界の人口が増えていること、それに伴いお肉の消費量が増えること、エサである穀物が不足すること等をご説明してきました。ここでやっとダチョウの登場です。これらの問題解決に、どのように貢献してくれるのでしょうか。


<1>成長がはやい



ダチョウは、卵から孵って、7か月~1年で食肉として出荷が可能になります。体長2m、体重100kgで、出荷までの成長スパンは豚と同じくらいです。獲れる肉は体重の3040パーセントとこちらも豚同様であります。

 

ちなみに牛は生後約30か月で出荷となります。豚やダチョウの約2倍ということになります。ニワトリは2か月弱です。

 

成長がはやければはやいほど、もちろんエサが少なくて済みますね。

 

<2>少ないエサで大きく育つ



ダチョウは穀物をあまり食べなくても、立派に成長します。桑の葉、アルファルファなどがエサの中心となるのです。コメやトウモロコシなどの穀物飼料の量が少なくてよい、ということは、わたしたちが食べるものとも競合しないということになります。ケンカしません。

 

牛肉とダチョウ肉の穀物飼料量を、お米の量で比較してみましょう。

 

牛肉100gを食べる=穀物1.1kgを食べる=お米7.3合分。ダチョウ肉100gを食べる=穀物300gを食べる=お米2合分。ダチョウの方が、だいぶ少ないということです。

 

<3>たくさん繁殖する



ダチョウは年間50100個近い卵を産みます。これはどれほどすごいことなのでしょうか?他の家畜と比較してみましょう。

 

年間、牛は約1頭、豚は約20頭、鶏は約225個(卵)の子孫を残します。ダチョウが豚と同じ成長スパン、かつ、獲れる肉の量もほぼ同じ、ということになると、大変繁殖力が強いと言えそうです。

 

【4】最後に


世界で増え続ける人口の食事を、どのようなかたちで支えていくのがよいのでしょうか?本記事では、ダチョウ肉の可能性を食糧問題「食肉クライシス」の観点からご紹介してきました。私たちの子々孫々までこの地球で暮らせるように、毎日の食事を少し立ち止まって考えてみるのも悪くないですね。

 


この記事を書いた人

菊地早秋(きくちさき)。ライター。地域経済・自然環境のために言葉を綴る。トラベルサイトtripnote、銭湯といえば足立、に寄稿中。Instagramもやっています。


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